図●デジタルサイネージソリューションのイメージ
図●デジタルサイネージソリューションのイメージ
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 NECは、顔認識技術を使って、ターゲット広告の配信から広告効果測定までを総合的に提供する「デジタルサイネージソリューション」をフジテレビに導入すると発表した。フジテレビが7月19日から開催するイベント「お台場冒険王ファイナル」で運用する。顔認識技術を利用してターゲット顧客の性別/年齢層を自動判別し、その属性に合った広告を配信するほか、広告を見た人がどういう反応を示したかなどの広告効果も測定する。

 イベント内のアトラクションにカメラを併設した電子ディスプレイを設置し、その前に立った来場者の性別/年齢層を顔認識技術で自動判別する。その情報をもとに、あらかじめ用意した15種類の広告の中から最適な広告を配信する。

 また、来場者の携帯電話に、FeliCaを介して属性に適合した電子クーポンを配信し、アトラクション内の店舗でクーポンが実際に使われたかどうかを確認する。これにより、ターゲティング広告の配信、来場者の購買意欲の促進、広告効果の測定を実現するという。

 システムは、NECソフトの性別/年齢層自動推定システム「FieldAnalyst」と自動お知らせ表示システム「SmartPanel」を利用して構築した。

■関連情報
・NECのWebサイト http://www.nec.co.jp/