米AMDは米国時間2008年7月17日,2008年第2四半期の決算を発表した。同期の純損失は11億8900万ドル(1株当たり損失1ドル96セント)で前年同期の6億ドル,前期の3億5800万ドルから赤字幅が拡大した。同社は決算の発表に併せて,ハンドヘルドおよびデジタルTV(DTV)事業部門の売却を決定したことを明らかにした。

 ハンドヘルドおよびDTV事業部門を除く継続事業で見ると,売上高は13億4900万ドルで前期から7%減少したが,前年同期からは3%の増収となった。同条件の純損失は2億6900万ドル(同44セント)で,営業損失が1億4300万ドルとなる。非継続事業の純損失は9億2000万ドル(同1ドル52セント)だった。これには,資産価値の減損に関連する費用の8億7600万ドル(同1ドル44セント)が含まれる。

 同期の粗利益率は52%。200mmウエハー製造施設の売却の影響を除いた場合は37%となり,前期の41%から低下したが,前年同期の34%は上回った。

 また,同社は同日,取締役会が新しいCEO(最高経営責任者)として,これまで社長兼COO(最高執行責任者)を務めていたDirk Meyer氏を任命したと発表した。現CEOのHector Ruiz氏は,同社のエクゼクティブ・チェアマン兼取締役会長となる。

発表資料(1)
発表資料(2)