写真1●ヤフーの検索エンジンで「hp」を検索することを促しているテレビCM
写真1●ヤフーの検索エンジンで「hp」を検索することを促しているテレビCM
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写真2●ヤフーの検索エンジンであれば確実に最上部にバナー広告が表示される
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 電通とヤフーは2008年7月17日,テレビCMと検索連動型広告を組み合わせた新広告商品「Spot&Search」を発表した。テレビCMで検索ワードを表示し,特定のキャンペーンサイトへ誘導する「続きはウェブで」の仕組みを商品化する狙い。日本ヒューレット・パッカード(HP)を広告主として,7月19日から8月中旬までテスト展開する。

 関東地区などで放映する日本HPのテレビCMで表示される検索ワード「hp」をヤフーの検索エンジンに打ち込むと,検索結果の最上部に日本HPのバナー広告を表示する。動画再生にも対応している。

 キャンペーンサイトへ誘導することを目的としているテレビCMは昨今,増加傾向にあるという。これまではSEO対策やテキストベースの検索連動型広告などが必要だったが,Spot&Searchではこうした手間が必要なく,より確実にキャンペーンサイトへの誘導が見込める。ただ,グーグルなどほかの検索エンジンには対応していない。

 テスト展開の結果などを踏まえ,料金体系などの詳細は今後詰める。また,「今後はヤフーが別の広告代理店,電通が別の検索エンジンを運営する企業と組むなど,一般的な広告手法として定着する可能性もある」(ヤフー広報)と期待する。