調査会社の米アイサプライは2008年7月15日,「iPhone 3G」の部品および製造のコストは174.33ドルと発表した。iPhone 3Gの実機を入手,分解して内部の部品を調べて算出した結果だという。

 2007年7月に登場した2G対応の初代iPhoneでは,同社が算出したコストは227ドルだった。単純に比較すると,約53ドルのコスト削減を実現したことになる。内部を見ると,初代iPhoneでは2枚の基板を使っていたが,iPhone 3Gでは1枚構成になっていた。初代iPhoneではバッテリがハンダ付けされていたが,iPhone 3Gではバッテリが取り外せるという違いもあるという。

 同社は6月下旬にもコストの試算しており,その時点では173ドルと予測していた(関連記事)。

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