米Microsoftは,試験運用中のクラウド・コンピューティング・サービス「Live Mesh」を米国の一般ユーザー向けに公開した。米国外のユーザーでも,Windowsの地域と言語の設定を変更すれば同サービスを体験できる。

 Live Meshは,Webストレージを介してさまざまなデバイス間でデータを同期させ,ファイルやアプリケーションを複数のユーザーやデバイスで共有するサービス。米国のユーザーは「Windows Live ID」でログインして試用できる。米国外のユーザーは,Windowsの「コントロールパネル」から「地域と言語のオプション」を選び,「形式」タブの「現在の形式」を「英語(米国)」に変えればログイン可能となる。ただし,英語(米国)設定に対応していないアプリケーションで問題が発生する恐れがある。

 Microsoftは米国時間2008年4月23日にLive Meshを発表し,現在,技術プレビュー版を提供している。パソコンだけでなく携帯電話機やデジタル・カメラ,カー・ナビゲーション・システムといったあらゆるデバイスで使用するデータをインターネット上のコンピュータ・クラウドに保存し,ネットワーク/データ経由のデバイス連携を実現させることが目的。APIを公開し,Live Meshプラットフォーム上で動くアプリケーションの開発も支援する(関連記事:【Web 2.0 Expo】あらゆるデバイスをクラウドで連携,Microsoftの「Live Mesh」)。

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