セブン-イレブン・ジャパンは7月16日,社内で使用する5000台のパソコンにWindows Vista EnterpriseとOffice Professional Plus 2007を導入すると発表した。2008年7月からの半年間で,5000台のパソコンに両ソフトウエアを展開する。

 Windows Vista Enterpriseは,ボリューム・ライセンス契約でソフトウエア・アシュアランス(SA)を購入した企業ユーザーだけが利用できるエディション。ディスク全体を暗号化する「BitLocker」のような付加機能が搭載されているが,パソコンへのプリ・インストール販売などは行われていない。また,Windows Vista Enterpriseを社内で利用するためには,社内ネットワークでアクティべーション・サーバー(KMS,キー・マネージメント・サービス)を運用する必要がある。

 セブン-イレブン・ジャパンではWindows Vista Enterpriseを導入した理由の1つに,BitLockerによるディスクの暗号化を挙げている。既存の250種類の業務アプリケーションも,Windows Vista上で継続利用する。システム・インテグレーションは野村総合研究所が担当した。