米Symantecは米国時間2008年7月15日,セキュリティ対策ソフトの新版である「Norton Internet Security 2009」と「Norton AntiVirus 2009」のパブリック・ベータ版を公開した。

 両製品はシステム・リソース消費の軽減を目標に開発されており,スキャン・エンジンからユーザー・インタフェースまで300種類以上の改良が加えられている。インストールは1分で完了し,メモリー消費量は競合製品の半分以下に抑えたという。また,「Norton Insight」と呼ぶ新技術により,統計的に信頼できると判断したファイルのスキャンを回避するようになった。

 米メディアの(CNET Networks)によると,新版では,絶えず変化するマルウエアへの対策として,約15分ごとに新たなシグネチャ・ファイルでアップデートが行われるという。その一方で,ゲームや映画鑑賞を妨げるアラートやアップデートを自動的に保留するサイレント・モードも用意する。

 両製品のベータ版は,同社のWebサイトからダウンロードできる。日本語版のベータ版も今週中に公開される予定である。

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