ThinkPad SL300
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ThinkPad SL400
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ThinkPad SL500
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 中国Lenovoは米国時間2008年7月15日,中堅・中小企業向けのThinkPadノート・パソコンの新モデル,ソフトウエア,サービスを発表した。ThinkPadの新しいSLシリーズの「SL300」「SL400」「SL500」モデルは,米Intelのノートパソコン向け最新プラットフォーム「Centrino 2」を搭載。WiFi接続とEthernet接続に加えて高速モバイル・ブロードバンド接続機能を備え,一部のモデルではBlu-ray対応のDVDプレーヤをオプションで選択できる。

 SLシリーズのほかにも,Lenovoは同日,ThinkPadの新しい6モデル「R 400」「R500」「T400」「T500」「X200」「W500」を発表した。これら新モデルもCentrino 2を採用しており,一部のモデルではX300モデルで導入した半導体ディスク(SSD:Solid State Disk)ストレージ,LEDバックライト・ディスプレイ,GPS機能といったオプションを選択できる。

 新しいTシリーズは,グラフィックの切り替えやDisplay Portをサポートする。前モデルよりも軽量でバッテリ寿命が長くなり,冷却性と静音性が向上したという。X200は,同社初の12インチ型ワイドスクリーン搭載モデルでX61よりも軽量になった。同日発表したモデルの多くは,米国環境保護庁(EPA)の電子製品環境アセスメント・ツール「EPEAT(Electronic Products Environmental Assessment Tool)の最高ランクである「GOLD」に認定されたという。

 ThinkPadの新モデルは,インターネット接続,パスワード管理,データ復旧やコンピュータのアップデートなどをサポートするツール「Lenovo Care Tools」を提供する。また,Lenovoは中堅・中小企業向けに新しいサービス・パッケージ「ThinkPlus Secure Business」をオプションで用意し,オンラインのデータ・バックアップやオンサイトの保証修理サービスなどを提供する。

ThinkPad SL400とSL500は,Lenovoのオンライン・ショップと販売チャネルから発売中。価格は799ドルから。このほかのノート・パソコンの新モデルは,2008年8月に発売となる。

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