ライブドアは7月11日、Webサイト閲覧履歴や検索キーワードなど、Webブラウザーの情報を利用する行動ターゲティング広告サービス商品化し、同日より営業活動を始めた。8月にサービスを開始する。

 ドリコムの行動ターゲティング広告配信技術「ad4U」を採用し、「livedoor ad4U」のサービス名で販売する。Webブラウザーが保存しているユーザーの行動情報をもとに、ライブドアが設定した広告ジャンルに分類し、関連する広告をライブドアの各サイトで表示する。Webブラウザー情報を利用するため、従来方式の行動ターゲティング広告に比べて、より多くのユーザーの興味や関心に合った広告を掲載できると期待する。

 広告ジャンルは、「不動産」「金融」「求人」「旅行」「自動車」「コスメ」。不動産分野には「購入 首都圏」「購入 関西」、金融には「株式投資」「キャッシング・ローン」といった小分類を設け、合計12のジャンルに振り分ける。セグメント化されたユーザーに訴求することで、広告効果が出るまでのリードタイム短縮を図る。ユーザーのプライバシーへの配慮には、オプトアウトの仕組みを導入する。ユーザーと広告主の双方に有益な広告を提供するとしている。

■関連情報
・ライブドアのWebサイト http://corp.livedoor.com/
・ドリコムのWebサイト http://www.drecom.co.jp/