米Rambusは,同社の特許17件が米NVIDIAに侵害されたとして,カリフォルニア州北部地区連邦地方裁判所に提訴した。

 RambusはSDR/DDR/DDR2/DDR3/GDDR/GDDR3 SDRAM用メモリー・コントローラを搭載するNVIDIA製品に特許を侵害されたと主張。NVIDIAのチップセット,グラフィックス・プロセサ(GPU),メディア通信プロセサ,マルチメディア・アプリケーション・プロセサなど,少なくとも6製品が関係するという。ただし,具体的な製品と特許は明らかにしていない。

 Rambusによると,6年以上前からNVIDIAと特許ライセンス交渉を続けてきたものの,成果が得られなかったため訴訟に踏み切ったという。NVIDIAに対し,侵害行為の停止と損賠賠償の支払いを求めている。

 Rambusは,韓国Samsung Electronics,韓国Hynix Semiconductor,米Micron Technologies,台湾Nanya Technologyなどとも特許侵害の問題で争っている(関連記事:Rambus,「DRAM規格の策定作業で不正はなかった」との陪審評決を獲得)。

[発表資料へ]