富士通四国システムズは,大量のWindowsクライアント機を同一構成/設定で運営し続けるための運用管理ソフトの新版「瞬快Rel.7.0」を,2008年7月10日に出荷した。クライアント/サーバー型で動作する。ユーザー操作によって変更されたOS設定を元通りに復元したり,個々のクライアント機の電源操作をリモートから実施できる。価格は,1ライセンス9500円(税別)から。販売目標は,2008年度に25万ライセンス。

 瞬快は,ディスク・イメージの配布/反映やシステム復元など,大量のクライアント機を同一構成で運用し続けるために必要な機能をパッケージ化した運用管理ソフト。不特定多数のユーザーが同一クライアント機を操作する教育コースなどの場面や,クライアント機能をトップダウンで管理したい企業などに向く。クライアント/サーバー型で動作する。

 ソフトウエア・モジュールには,(1)クライアント側に必要なモジュールのほか,(2)クライアントの情報を一元管理し,ソフトウエア配信サーバーとなるモジュール,(3)リモートからクライアントの状態を確認したり電源操作などを実施したりするモジュール,がある。稼働OSは,クライアント・モジュールがWindows XP/Vista。サーバー・モジュールと管理モジュールが,Windows Server 2003/2008やWindows XPなど。

 新版では,クライアント機のインベントリ情報の収集機能やユーザー操作履歴の収集機能を追加した。個々のクライアント機ごとに稼働時間やログオン時間/回数などをグラフ化できる。リモート操作では,タイマー指定による電源のオン/オフのスケジュール化を可能にした。また,リモート監視機能を強化し,同時に複数のクライアント画面を表示できるようにした。