NTTドコモは7月10日、携帯電話で電子マネー機能を使える「おサイフケータイ」対応機種の契約数が9日時点で3000万件を超えたと発表した。同社の累計契約数は5300万件超で推移しており、過半数がおサイフケータイ対応機種を利用していることになる。

 おサイフケータイ対応機種の契約数は、2004年7月のサービス開始後、2006年1月に1000万件、2007年3月に2000万件を超え、約4年間で3000万件に達した。

 NTTドコモは対応機種の拡充に力を入れており、現在は「FOMA 9」「FOMA 7」両シリーズのほぼすべてと、高齢者や初心者向けの「らくらくホン プレミアム」にも電子マネー機能を搭載している。NTTドコモでは、おサイフケータイの機能が多様になり、定期券/乗車券、クレジット決済など利用シーンが増えたことが普及につながったとしている。

 なお、NTTドコモは、おサイフケータイによるクレジット決済「iD」を、7月10日よりグアムでも提供する。その後は中国の北京、上海へ展開し、海外での利用シーンを広げておサイフケータイの普及を図る。

■関連情報
・NTTドコモのWebサイト http://www.nttdocomo.co.jp/