写真1 ビックカメラ有楽町店を取り囲む購入希望者の行列
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写真2 ソフトバンクの孫正義社長と上戸彩さん
写真2 ソフトバンクの孫正義社長と上戸彩さん
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写真3 カウントダウン後に登場したiPhone 3Gのジャイアントフォン
写真3 カウントダウン後に登場したiPhone 3Gのジャイアントフォン
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写真4 右からソフトバンクモバイルの宮内謙副社長兼COO,上戸彩さん,iPhoneを最初に受け取った男性客,ビックカメラの宮嶋宏幸社長,ビックカメラ有楽町店の石川勝芳店長
写真4 右からソフトバンクモバイルの宮内謙副社長兼COO,上戸彩さん,iPhoneを最初に受け取った男性客,ビックカメラの宮嶋宏幸社長,ビックカメラ有楽町店の石川勝芳店長
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 米アップルのiPhone 3Gが全国で一斉に発売された2008年7月11日,東京・有楽町のビックカメラ有楽町店では午前11時10分から発売記念セレモニーが開かれた。

 同店には昨晩から購入希望者が同店を取り囲む形で行列を作り,発売開始前の午前10時過ぎには既に約250人が並んでいた(写真1)。先頭にいた男性客は,10日午後7時に並んだといい,「簡単なUIで音楽やビデオを直観的に操作できるのが魅力」と,期待を語った。

 発売記念セレモニーは,同店前に特設ステージを設けて2部構成で実施された。第1部には,ソフトバンクの孫正義社長が登場。さらに,サプライズゲストとして,ソフトバンクのCMに出演するタレントの上戸彩さんが登場してイベントを盛り上げた(写真2)。

 孫社長は大勢の報道陣を前に挨拶に立ち,「今日は携帯業界の新しい歴史の1日が始まると感じている」とコメント。「今までの携帯は音声とメールが中心だったが,インターネットがこんなに快適にさくさくと見れるのは感動する。パソコンが手の平に来たという世界観が広がる」と実際にiPhone 3Gを使用した感想を述べ,「一人でも多くの方に感動と興奮を提供したい。やはり,(米アップルCEOの)スティーブ・ジョブズ氏は天才だとつくづく思う」と話した。

 続いて登場した上戸さんは,iPhone 3Gの実物を目の前にして,「すごくほしい。たくさんの方からどうにか手に入らないのかと言われる」と興奮気味。孫社長から直々にiPhoneの使い方を教えてもらい,興味深そうに耳を傾けていた。第1部では,このほかiPhone 3GのCMが披露された。

10時過ぎには完売状態

 第2部には,ビックカメラの宮嶋宏幸社長とソフトバンクモバイルの宮内謙副社長兼COOが登場した。ビックカメラは,有楽町店と同様に他店舗でも先着順で販売を開始するが,「既に午前10時過ぎの時点で完売したと聞いている」(宮嶋社長)と,早くも人気が過熱している様子がうかがえた。

 ソフトバンクモバイルの宮内副社長は,実際にiPhone 3Gで地図を利用した感想を語り,「3Gならではのハイスピードとタッチセンサーで簡単に使えることで,新次元のサービスと思ってもらえるだろう」と自信を見せた。

 販売を開始する正午30秒前からカウントダウンをスタートし,正午になるとスモークが噴き出すと同時に,ステージ中央にはiPhone 3Gのジャイアントフォンが登場(写真3)。その後,抽選で選ばれた購入希望者に対して上戸さんがiPhone 3Gを直接渡し,最後は宮嶋社長や宮内謙社長らと記念撮影を行った(写真4)。