米スタンフォード大学は米国時間2008年7月9日,キャンパスで使用する電子メール/スケジュール管理システムを米ZimbraのWebベース製品に置き換えると発表した。2009年3月までの9カ月をかけて段階的に作業を進め,キャンパス全体の電子メール/スケジュール管理システムの統合を目指す。

 「Zimbraを選んだのは,共通のWebインタフェースで電子メール,カレンダ,連絡先リストにアクセスでき,さまざまな部門で容易に情報を共有できるからだ」と同大学ITサービス部門スペシャリストのAmmy Hill氏は述べている。オープンソースであり,Windows,Mac OS,Linuxのいずれでも利用できる点も決め手になったという。

 新システムは,同大学のフルサービス対応アカウント「SUNet ID」で利用できる。希望すれば,現在利用しているメール・クライアントを使うことも可能で,米MicrosoftのOutlook,米Appleのメール・クライアントとiCalに対応する。ただし,Eudoraはサポートしていない。

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