ソフトバンクの孫正義社長は2008年7月11日,東京・秋葉原のヨドバシカメラにおけるカウント・ダウン・セレモニーの終了後に報道陣の囲み取材に応じ,iPhone 3Gで定額ユーザーが増えても「ネットワークは大丈夫」と太鼓判を押した。囲み取材の主なやり取りは以下の通り。

月額料金が高いという意見が一部ある。

 普通の携帯電話に比べると10~20倍のデータ通信量が発生する。でも(定額制の)上限を設けているので是非楽しんでいただきたいと考えている。

人気が高いが,欲しい人に行き渡るのか。

 少しお待たせすることがあるかもしれないが,これからたくさん販売していく。世界22カ国で同時発売なのでちょっと足りないが,でも順次生産していくと思うので大丈夫だと思う。

端末はどの程度用意しているのか。

 台数はコメントできない。

今日は何台くらい売れそうか。

 分からない。ほとんど売り切れるのではないかと思っている。

これを機にアジアに向けて進出していきたいと聞いている。

 まずは日本。アジアはインターネットの分野で頑張っているので,さらに広げていきたいと考えている。携帯電話はとりあえず日本からになる。

iPhoneはソフトバンクにとってプラスになると思うか。

 もちろんプラスになると思う。収益面も含めてプラスになると思う。

ネットワークを心配する声が一部あるが,バックボーンは大丈夫か。

 大丈夫。一生懸命準備しているので大丈夫だと思う。どれだけユーザーが増えるかによってはコントロールしなければならないかもしれないが,頑張る。

大勢の人が並んでいる。

 本当に感動した。ありがとうございます。