写真1●アプリケーション・ダウンロード・サービス「App Store」の画面
写真1●アプリケーション・ダウンロード・サービス「App Store」の画面
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 米アップルは2008年7月10日,iPhone 3Gの発売に先駆けてiPhoneとiPod Touch向けのアプリケーション・ダウンロード・サービス「App Store」を公開した。iTunesを最新バージョンであるiTunes 7.7にアップデートし,「編集」メニューから「設定」→「一般」タブで「アプリケーション」にチェックを入れることで,メニュー上に現れる。

 App Store上に掲載されているアプリケーションは,7月10日の22時現在で,約525タイトル。ハドソンの「ボンバーマン」やサン電子の「上海」などのゲームが目立つほか,「駅探エクスプレス」のような実用ソフト,「Salesforce Mobile」などのビジネス・アプリケーションも見られる。1000円以下の価格帯が主流で,無料のアプリケーションも多くそろえている。

 なおApp Storeで配布するアプリケーションを利用するためには,iPhoneのOSのバージョンが2.0以上であることが必要。7月11日発売のiPhone 3GにはiPhone OS 2.0がプリインストールされているが,従来のiPhoneやiPod touchではソフトウエアをアップグレードしなければならない。iPhoneは無償,iPod touchは有償となる。

 App Storeでは,アプリケーションの提供者が販売額の30%をアップルに支払う仕組み。無料でアプリケーションを配布する場合はアップルへの支払いは不要である。

[iTunes最新版のダウンロード・ページ]

■変更履歴
記事掲載当初,iPhone OS 2.0へのアップグレードについて,「iPhoneやiPod touchでは有償のソフトウエア・アップグレードが必要になる」としていましたが,有償のアップグレードはiPod touchのみでiPhoneは無償アップグレードとなります。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。 [2008/07/11 01:55]