米GFI Softwareのポール・サラベリ副会長
米GFI Softwareのポール・サラベリ副会長
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 中堅中小企業向けのセキュリティソフトを提供する、マルタに本社を置くGFI Softwareは2008年7月9日、日本国内での販売戦略を発表した。これまでは直販のみで顧客数は40社だった。今後は直販をやめて代理店経由とし、今年度だけで300社を開拓する計画だ。ポール・サラベリ副会長は「今後3年以内に年間売上高5億円を実現したい」と意気込む(写真)。

 同社は、50~1000人規模の企業に向けて導入の容易さや低価格を武器にしたセキュリティ製品を提供している。サラベリ副会長は、「中堅中小企業のニーズを一番理解し、ベストなソリューションを提案できるのはうちだけだ」と強調する。

 日本で提供する製品は9種類。メール・アーカイブ・ソフトの「GFi MailArchiver」(価格は1950円/1メールボックス)、FAX送受信ソフト「GFi FAXmaker」(約2200円/クライアント)、メール・セキュリティ・ソフト「GFi MailSecurity」(約1650円/1メールボックス)、スパム/フィッシング対策ソフト「GFi MailEssentials」(約1450円/1メールボックス)、HTTP/FTP通信のリアルタイム監視を行う「GFi WebMonitor」(約3800円/1ユーザー)」、ネットワークの脆弱性検査などを担う「GFi LANguard」(約1600円/IP)、ネットワーク全体のイベントログを管理する「GFi EventsManager」(約13900円/IP)、USBメモリーといったデバイスの使用を制限する「GFi EndPointSecurity」(約2000円/端末)、ネットワーク上のサーバーの障害監視などを行う「GFi NetworkServerMonitor」(約6900円/IP)だ。

 日本語に対応しているのはエンドユーザーが利用するGFi MailArchiverだけ。残りは「日本語化を進める予定だが、時期は未定」(代理店であるネクスト・イットの仲西敏雄代表取締役)である。ネクスト・イットは、24時間365日体制でサポートも引き受ける。

■変更履歴
見出しで社名をGSIとしていましたが、正しくはGFIです。また本社所在地を米国としていましたが、正しくはマルタです。お詫びして訂正します。見出し、本文とも修正済みです。 [2008/07/10]