写真●中国Longcheer Technology製のデータ通信カード端末「D11LC」。ブラック /シルバー/ピンクの3色を用意した
写真●中国Longcheer Technology製のデータ通信カード端末「D11LC」。ブラック /シルバー/ピンクの3色を用意した
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 イー・モバイルは2008年7月9日,新料金プランと新端末を発表した。高価な端末を購入するユーザー向けに,月額料金を高くして初期費用を大幅に割り引く料金プラン「スーパーライトデータプランにねんMAX」を新たに投入。中国Longcheer Technology製のUSBタイプのデータ通信カード端末「D11LC」(写真)も新規に追加した。

 スーパーライトデータプランにねんMAXは,2年間の継続利用を前提に初期費用を6万9600円割り引く料金プラン。初期費用の割引が大きくなる分,月額料金が高くなっている。基本使用料は2段階の定額制で,下限は月額2900円。2万3825パケット(約3Mバイト)の無料通信分を含んでおり,それ以上の通信は0.042円/パケットの従量制になる。ただし,上限は6880円で,それ以上は使い放題となる。2年間の契約期間終了後は「スーパーライトデータプラン ベーシック」(下限が月額2000円,上限が月額5980円,従量分は0.042円/パケット)に自動的に移行する。契約事務手数料は2835円で,7月10日から提供を開始する。

 イー・モバイルによると,同プランを活用して「EM・ONE α」(同社のオンライン・ストアの販売価格は9万5000円)や,同社通信カードを組み合わせた低価格PCを安価に購入できるようになるという。量販店のコジマは同日,台湾のアスーステック・コンピュータ(ASUS)の「Eee PC 4G」とイー・モバイルのデータ通信カード「D02HW」のセットを7月10日から100円で販売すると発表した(ホームページでの取り扱いは7月12日から)。通常は同セットを4万4800円で販売しているが,同プランの同時加入で100円を実現した。ビックカメラも7月10日から同じ条件でEee PCとD02HWのセットを100円で販売するという。ヨドバシカメラは9日20時時点で「未定」とする。他の量販店でも同様なセット販売が始まると予想される。

EMONSTER liteは「新にねん+ご加入アシストにねん」で5980円から

 新たに投入したUSBタイプの端末「D11LC」はサイズが横26.6mm×縦80.2mm×高さ11.8mm,重さが約29gと小型軽量であることが特徴。USBタイプのデータ通信カードとしては「国内最薄・最軽量」(同社)という。価格は,契約期間の制限がない「ベーシック」契約時で2万4980円,2年間の継続利用が必要な「新にねん」契約時で980円。最大伝送速度は下り最大3.6Mビット/秒で,対応OSはWindows 2000/XP/Vista,Mac OS X 10.4~10.5。7月30日から販売する。

 また6月10日に発表した台湾HTC製のスマートフォン「EMONSTER lite」(S12HT)の価格と販売時期も明らかにした。価格は,ベーシック契約時で5万3980円,新にねん契約時で2万9980円,2年間の継続利用と同時に月額料金を1000円上乗せすることで初期費用を2万4000円割り引く「新にねん+ご加入アシストにねん」契約時は5980円である。7月19日から販売を開始する。

 なお,端末の機能や特徴は既報(関連記事)の通りだが,使用時間のスペックが発表当時から変更となった。連続待ち受け時間は従来の最長440時間から最長約220時間に,連続通話時間は従来の最長226分から最長210分にそれぞれ短くなった。

[発表資料(スーパーライトデータプランにねんMAX)へ]
[発表資料(D11LC)へ]
[発表資料(S12HT)へ]

■変更履歴
ビックカメラとヨドバシカメラの情報を追加しました。 [2008/07/09 20:50]