NTTドコモは2008年7月8日,自動販売機など各種機器に組み込んでFOMAパケット通信(無線周波数は2GHz/800MHz帯,FOMAプラスエリア対応))を利用できるFOMAユビキタスモジュールの新製品として「FOMA UM02-F」と「FOMA UM02-F専用アダプタセット」を2008年7月14日に発売すると発表した(発表資料)。FOMAユビキタスモジュールは現在,電力・ガス設備装置などの監視制御,小型情報端末による業務支援,自動販売機の在庫管理などで利用されているという。

 新製品の特徴として,ソフトウエアの更新機能を挙げる。モジュールに組み込んだマイコンのソフトウエアにトラブルがあった場合や,最新のソフトウエアに変更したい場合に,更新を遠隔から行うことが可能になる。遠隔監視機能もあり,故障などの問い合わせ時にNTTドコモが遠隔からこの装置の状態を確認できる。

 ネットワークアシスト位置測位機能も用意した。FOMAサービス回線を通じてネットワーク側でGPS測位をアシストする機能で,より測位の精度がより高まるという。なお,これらの機能を利用する場合は,別途申し込みが必要である。