写真1●「ふみコミュ!」内に開設したカウンセリングサービス
写真1●「ふみコミュ!」内に開設したカウンセリングサービス
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写真2●「カウンセリングルーム『みらい』」で実際のサービスは提供される
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 10代の少女向けコミュニティサイト「ふみコミュ!」を運営するふみコミュニケーションズは2008年7月8日,全国webカウンセリング協議会と提携し,“ネットいじめ”などに関する相談を受け付けるサービスを開始したと発表した。

 新設したのは「ふみコミュ!とうこう」配下にある「学校」内の「学校生活の悩み相談」「イジメについて」「不登校について」──の3カテゴリサイト。全国webカウンセリング協議会の構成組織である日本青少年キャリア教育協会が運営する中高生向け情報サイト「みらクリッ!」内の相談サイト「カウンセリングルーム『みらい』」にリンクする仕組み。近く,トップページにもリンクを設ける。

 カウンセリングルーム「みらい」は公開型の掲示板形式と非公開型のコミュニティ形式の2種類を用意し,2008年4月から運営している。ネットいじめや“学校裏サイト”などに不安や悩みを抱える10代の青少年に対し,約30人の心理療法カウンセラーが公開型と非公開型の相談方法でそれぞれ,直接投稿やメールで助言するというもの。3カ月で約100件の相談があったというが,「実際は電話での相談の方が圧倒的に多い」(全国webカウンセリング協議会事務局)という。

 全国webカウンセリング協議会では「今後,ふみコミュ!以外のコミュニティサイトや学校とも連携していく方針」としている。