東日本旅客鉄道(JR東日本)とヤフーは2008年7月4日,両社間で発行するポイントサービスの相互交換を開始すると発表した。7月8日午前11時から実施する。JR東日本が発行するポイントサービス「Suicaポイント」の相互交換としては,イオングループに次ぐ2社目となる。

 今回のポイント相互交換は,両社が2006年5月に発表した包括提携の一環。両社はこれまで,ヤフーが運営する仮想モールでの電子決済導入や,ヤフーブランドの「Yahoo! JAPANカードSuica」の発行などを行ってきた。

 相互交換の交換レートは,SuicaポイントからYahoo!ポイントへの場合で,Suicaが100ポイントに対してYahoo!が85ポイント。交換タイミングは申し込みの翌日以降となる。一方,Yahoo!ポイントからSuicaポイントへの場合は,逆にYahoo!が100ポイントに対してがSuicaが85ポイントとなる。ただし,交換はリアルタイムに行える。相互交換する際の最低ポイントは両方向とも500ポイント。交換単位は100ポイントである。ポイントの相互交換は両社のホームページから申し込む。

 Suicaの発行枚数は,2008年6月末時点で2531万枚。ポイント利用者は41万人。Suicaポイントは一方向のポイント交換を含めると,12社と提携関係にあった。一方,ヤフーの会員数は2008年6月末時点で2197万人。ポイント利用者数は非公開。Yahoo!ポイントはカード会社を中心に13社と提携関係にあるが,相互交換を実施している企業はなかった。過去にJALグループと相互交換を実施していたものの,現在は中止している。