写真●コレガのPLCモデム「CG-PLCHD01」
写真●コレガのPLCモデム「CG-PLCHD01」
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 コレガは2008年7月3日,物理速度210Mビット/秒の高速電力線通信(PLC)モデム「CG-PLCHD01」を発表した(写真)。 幅55×高さ90×奥行き35.5mmと名刺大の底面積で,コンセントに直接接続できる省スペース性が特徴。7月中旬に販売を始める。

 CG-PLCHD01は,松下電器産業が開発した第2世代HD-PLC仕様に準拠するPLCモデム。2M~30MHzの短波帯のうち2M~28MHzの周波数帯を使い,物理速度は210Mビット/秒。実効速度はUDP時90Mビット/秒,TCP時65Mビット/秒。ただし第1世代のHD-PLC対応機器は4M~28MHzを使うため,他社の第1世代HD-PLCモデムと混在させた場合は物理速度190Mビット/秒で動作する。

 暗号化方式は鍵長128ビットのAES。100BASE-TX/10BASE-Tを1ポート搭載する。親機/子機の切り替えスイッチを備え,1台を親機として設定し,最大15台の子機を接続可能。子機として動作する場合は自動節電機能が働き,無通信状態が約20分続いた場合は消費電力1W以下の待機モードに移行する。

 価格は2台セットで暗号化設定済みの「CG-PLCHD01-SET」が2万0400円,増設用の「CG-PLCHD01」が1万2000円。

[発表資料]