ネオジャパンは7月2日、SaaS（ソフトウエア・アズ・ア・サービス）として提供中のグループウエア「Applitus（アプリタス）」に対し、新しく6種類のアプリケーションを追加したり、プラットフォームサービスとしての機能を強化したりすることを発表した。併せて、今年はApplitusのパートナー販売をさらに推進していくことも明らかにした。既にリコーなどと組んでいるが、パートナー数を増やしていく考えだ。
新しいアプリケーションは、経理向けのワークフローシステムやりん議・日報・内部統制システムのほか、SNS（ソーシャル・ネットワーキング・サービス）やWebメールなど。経理向けのワークフローシステムには、売り上げ請求書の発行、取引先の支払い、社員の立て替え経費の精算といった機能を備え、経理業務の合理化につながる。りん議・日報・内部統制システムには、勤務時間やプロジェクトなど社員の行動から経費を計算したり、業務プロセスを見える化したりする機能がある。
Applitusのアプリケーションは11種類だったが、今回で17種類になった。2008年末までには20種類以上に増やす考え。「これまでグループウエアは主に情報共有ツールだったが、Applitusは企業の動きを把握し、可視化するためのツールにもなる」（オンデマンド・アプリケーション・サービス・プロジェクト統括の狩野英樹取締役、写真）。
プラットフォームサービスでは、セキュリティ関連や共有ディスクサービスを強化した。100アカウントだったメールアカウントの上限は200アカウントにしている。
Applitusは、グループウエアや営業日報、顧客対応管理などの機能を持つサービスで、カスタマイズや他社のパッケージとの統合も可能。ユーザー企業は約200社に達している。2008年度事業目標は5億円。
