日本エクセムは,Oracleデータベースの性能を監視・解析するソフト「MaxGauge」の新版3.1を,2008年7月1日に出荷した。価格は,最小構成2CPUで135万円(税別)から。開発会社は韓国のEXEM。

 MaxGaugeは,Oracle向けの性能監視ソフト。OWI(Oracle Wait Interface)を用い,性能上のボトルネックとなっている部分を,段階的にドリルダウンしていくことで解析する。Oracleが待機イベント情報を出力する「SGA(System Global Area)」と呼ぶメモリー領域を参照するため,データベース・サーバーに負荷がかからない。

 新版では,すでに実行されたSQLの実行計画(あるSQLを実行するためにOracleが行う処理の流れ)の記録を定期的に取得する機能を追加した。SQLの実行計画は,その都度変わる可能性があるため,こうしたデータを参照することにより,障害発生時や性能低下時などの解析効率が高まった。

 稼働OSは,Windows,Linux,各種UNIX。