写真 ワイヤレスゲートコネクション for Mac OS Xの画面
写真 ワイヤレスゲートコネクション for Mac OS Xの画面
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 トリプレットゲートとクウジットは2008年7月2日,公衆無線LANサービス「WirelessGate」用の接続ソフトのMac OS X版「ワイヤレスゲートコネクション for Mac OS X」の提供を開始したと発表した。このソフトは,ワイヤレスゲートのWebサイトから無料でダウンロードできる。

 WirelessGateは,トリプレットゲートが提供する公衆無線LANサービスで,「BBモバイルポイント」,「livedoor Wireless」,「成田空港Airport」,「フレッツ・スポット」の公衆無線LANを一つのユーザーIDおよびパスワードで利用できる。WirelessGate用を利用するには専用の接続ソフト「ワイヤレスゲートコネクション」が必要だが,これまでWindows版しか提供していなかった。

 今回のMac OS X版の特徴は,ユーザーの現在位置を中心にした半径300mまたは600mの範囲内にある接続可能エリアを表示する機能を搭載したこと。この機能は従来のWindows版には搭載されておらず,Mac OS X版だけとなる。なお,WEPキーとESS-IDの初期設定の自動化やユーザーIDとパスワードの自動入力など,従来のWindwos版が備えている機能はMac OS X版も備えている。

 この接続可能エリアを表示する機能は,無線LANの電波情報で端末の位置を推定する技術「PlaceEngine」を利用している。PlaceEngineの技術は,ソニーコンピュータサイエンス研究所が開発し,ライセンスはクウジットが提供する。

 トリプレットゲートとクウジットは今後,Mac OS XベースのOSを搭載した携帯電話「iPhone」や携帯音楽プレイヤー「iPod touch」向けにも,「ワイヤレスゲートコネクション for Mac OS X」を広げていくという。

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