米AT＆Tは米国時間2008年7月1日，米Appleの「iPhone 3G」の販売価格と料金プランを発表した。8Gバイト・モデルを199ドル，16Gバイト・モデルを299ドルとしており，Appleが6月の開発者会議「WWDC」で発表した通り。しかし，この価格が適用されるにはAT＆Tとの2年契約が必要など，一定の条件を満たす必要がある。

　iPhone 3Gを199ドルもしくは299ドルで購入できるのは，（1）7月11日より前に旧iPhoneを購入したユーザー，（2）AT＆Tと新規契約を結ぶユーザー，（3）アップグレード割引を受けられる既存のAT＆Tユーザー。アップグレード割引の対象となるかは，既存の契約の残存期間と支払い履歴をもとに判断する。現在AT＆Tと契約しているユーザーにはアップグレード料金（18ドル）が，新規契約者にはアクティベーション料金（36ドル）がかかる。

　これらの条件を満たさないユーザーには，AT＆Tと2年契約を結ぶことを条件に，8Gバイト・モデルを399ドルで，16Gバイト・モデルを499ドルで販売する。また同社は将来，契約不要のiPhone 3Gを提供する計画で，その場合は，8Gバイト・モデルが599ドル，16Gバイト・モデルが699ドルとなる。

　同社は料金プランとして、Web閲覧や電子メールなど、無制限のデータ通信がセットになった4タイプを用意する。時間帯に関係なく音声通話を無制限で行える「AT＆T Nation Unlimited」が月額129.99ドル。音声通話が1350分の「同Nation 1350」は月額109.99ドル，900分の「同Nation 900」は月額89.99ドル。いずれも夜間や週末は無制限に通話できる。また音声通話450分に，夜間や週末の通話5000分がセットになった「同Nation 450」を月額69.99ドルで用意する。

　テキスト・メッセージングはオプションで追加する必要があり，無制限が月額20ドル，1500メッセージが月額15ドル，200メッセージが月額5ドル。

　同社はiPhone 3Gの発売に伴い，コネチカット州で基地局をさらに210局増やすなど，3Gネットワークの拡張に取り組んでいる。

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