写真●InfoCage PC検疫 V2.0の検疫ポリシ管理コンソールの画面イメージ
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 NECとNECソフトは2008年7月2日,検疫システムの機能強化版「InfoCage PC検疫 V2.0」の販売活動を開始したと発表した。実際の出荷は8月1日に開始する。価格は,最小構成で92万円(税別)。

 InfoCage PC検疫は,同社のセキュリティ製品群「InfoCage」のうち,検疫システム機能を受け持つソフトウエア。企業が設定したセキュリティ・ポリシーを満たさない端末を企業ネットワークから隔離したうえで,アップデート適用などの対策を施す。

 今回の強化点は,(1)運用管理機能の強化,(2)シン・クライアント環境への対応,(3)米F5ネットワークス製品との連携---の3点を挙げている。

 具体的には,(1)は端末にインストールするエージェント・ソフト「InfoCageエージェント」の自己診断機能の強化,管理サーバーの2重化対応,オンライン自動バックアップ機能の追加などがある。(2)は,NECのレイヤー3スイッチ「UNIVERGE IP8800シリーズ」と連携し,シン・クライアント環境で端末の不正接続を遮断する。(3)は,F5ネットワークスのSSL-VPN装置「FirePass」と連携し,外部から接続してきた端末の隔離や修正を一貫して実行できるようにする。

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