写真●日本プルーフポイントの「Proofpoint Secure File Transfer」
写真●日本プルーフポイントの「Proofpoint Secure File Transfer」
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 日本プルーフポイントは、特定の相手に大容量ファイルを公開するためのシステムをハード一体型にした製品「Proofpoint Secure File Transfer」を7月1日に発売した(写真)。取引先などに大容量のファイルを安全に配信できる。

 Secure File Transferは、インターネットからアクセスできる環境に設置。企業内のユーザーがSecure File Transferにファイルを登録すると、配信したい相手にダウンロードのためのURLを記載したメールが配信される仕組み。同様の機能を持つASPサービスは多くの事業者が提供しているが、自社でこのようなシステムを構築できる製品は珍しい。

 ファイルを登録する方法は2種類ある。1つめは、Webブラウザを使ってSecure File Transferに接続し、メールに記載する内容とファイルを登録する方法。もう1つは、専用のOutlookプラグインを利用する方法だ。

 Outlookプラグインは、メールに添付されたファイルを自動的にSecure File Transferに登録し、メール本文にURLを追加する機能を持つ。ユーザーはSecure File Transferを使っていることを全く意識せず、大容量のデータをネット経由で渡すことができる。メールサーバーに負荷がかからず、容量制限を受けることもない。

 登録したファイルは、特定のユーザーのみ閲覧できるように設定できるほか、ダウンロード可能な期限を設けることも可能。オプションで、エフ・セキュアの技術を使ったウイルス・チェック機能を追加することもできる。価格は100ユーザーで100万円程度から。