独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は2008年6月30日,オープンソース・ソフトウエアの実証評価環境「OSSオープン・ラボ」を公開した。インターネットを介して,リモート・デスクトップ上でLinuxやEclipse,Ruby on Railsなどを使用できる。

 利用は無償だが,事前に利用予約申請が必要。開発や評価のほか,オープンソース・ソフトウエアを体験するために使用することもできる。「研修会場のPCをインターネットを介してOSSオープン・ラボへ接続し研修などに活用することも可能」(IPA)という。

 現在用意されているOSはCentOS,Debian GNU/Linux,MIRACLE LINUX,Aisanux Server,Red Hat Enterprise Linux,Solaris,SUSE Linux Enterprise,Turbolinux,Ubuntu。ツールはPHP,Ruby,Java,Eclipse,Tomcat,JBoss Appication Server,Ruby on Rails,XOOPS Cube,Zope,Drupal,WordPree Movable Typeなど。ユーザーが開発したソフトをアップロードし使用することも可能。

 リモート・デスクトップはSun Secure Global Desktopを採用している。OSはサーバー上で実行され,クライアントには画面のみが転送される。クライアントにはSun Java Plug-inのインストールが必要。

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OSSオープン・ラボ