米Appleは米国時間2008年6月30日,「Mac OS X Leopard」の最新バージョンとなる10.5.4をリリースした。13件の脆弱性を解消するセキュリティ・アップデートのほか,安定性や互換性を向上した。

 セキュリティ・アップデートには,細工が施されたWebサイトにアクセスすると不正なコードを実行される恐れのあるLaunch ServicesとWebKitに関する問題,リモートの攻撃を受ける可能性があるSMB File ServerとVPNに関する問題,新たなアクセス権でローカルの侵入を許可してしまうSystem Configurationに関する問題などが含まれる。

 また,Mac OS X用Safariのセキュリティ・ホールを修正し,最新版「Safari 3.1.2」にアップデートする。

 「Adobe Creative Suite 3」のファイルをリモート・サーバーで保存あるいはオープンする際の不具合などを解決したほか,「AirPort」や「iCal」の性能向上も図った。

 同社は,Mac OS X 10.5~10.5.3のすべてのユーザーに対してアップデートを推奨している。

[発表資料(Appleのアップデート情報)]
[発表資料(Appleのセキュリティ情報)]