米Microsoftは,「Office」「SharePoint Server」「Exchange Server」といった製品にかかわる通信プロトコル/バイナリ・ファイル・フォーマット技術文書の初版を開発者向けネットワークMicrosoft Developer Network(MSDN)で公開した。

 同社は4月に公開した暫定版文書を改訂し,「Microsoft Office 2007」「Microsoft Office SharePoint Server 2007」「Microsoft Exchange Server 2007」で使われている通信プロトコルの技術文書「Version 1.0」をMSDNのWebサイトで提供開始した。この文書に記載されている技術情報を利用すると,対象各製品と連携可能なアプリケーションを開発したり,既存ソリューションとの相互接続性を高めたりできる。

 5000ページ弱あるバイナリ・ファイル・フォーマット技術文書も,同じくMSDNのWebサイトで公開した。Word(拡張子はdoc),Excel(同xlsとxlsb),PowerPoint(同ppt)形式ファイルの仕様を説明している。これにより,ほかのアプリケーションから該当形式のファイルを読み書きできるようになる。

 また,同社のオフィス・アプリケーション向けファイル形式「Open XML」とほかのファイル形式との連携を促進するため,中国政府の文書ファイル・フォーマットUnified Office Format(UOF)とExcel/PowerPoint間や,Open XMLとHTML間の変換ツールなども開発している。

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