マイクロソフトは2008年6月30日、ネット広告事業を展開する新組織「マイクロソフトアドバタイジング」を7月1日に設立すると同時に、日本国内で広告ネットワーク事業を開始すると発表した。

 運用する広告ネットワーク「DRVIEpm」は当初、マイクロソフトの「MSN」「Windows Live」や、広告配信で提携する「Facebook」へバナー広告の横断的な配信を行う。広告ごとにROI(投下資本利益率)を最適化する機能をもっており、マイクロソフトのスタッフが最適なソリューションを提案する。

 今後は、「MSNなどで(ユーザーの)量はあるため、広告主にとって質の高いサイトを中心にネットワークを拡充」(同社)する方針。

 新組織は7月1日に新設されるコンシューマー&オンライン事業部の下に設置。現在のオンラインサービス事業部マイクロソフトデジタルアドバタイジングソリューションの後継組織となり、手掛ける広告商品の拡大を受けて改称、人員も拡充する。