NASCenter Net-ADM V3.1
NASCenter Net-ADM V3.1
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 ヌリテレコムは,監視系機能を一式備えた運用管理ソフトの新版「NASCenter Net-ADM V3.1」を,2008年6月30日に出荷する。新たに,ファイル操作/印刷履歴の追跡など内部統制機能を強化した。価格は,監視対象クライアント50ユーザー50万円(税別)から。監視対象サーバー5ユーザー49万円(税別)から。

 NASCenter Net-ADMは,クライアントPCやサーバー機などの監視/管理とネットワーク監視/管理機能を備えた,監視系の運用管理ソフトである。監視対象となるクライアントPCとサーバー機には専用のエージェントを導入する。主な機能は,インベントリ管理,資産台帳管理,遠隔操作,ユーザー操作履歴の収集,アプリケーション稼働履歴の収集,ネットワークおよびサーバー機の稼働状況監視など。

 新版では,内部統制需要を見込み,ファイル操作履歴や印刷履歴などを収集/管理し,情報漏えいなどの際に追跡できるようにした。また,ソフトウエア資産情報の管理項目として,ソフトウエアが64ビットOS版なのかどうかを管理/表示できるようにした。さらに,監視対象としてWindows Server 2008を追加した。

 稼働環境は以下の通り。監視対象クライアントは,Windows 2000以降。監視対象サーバーは,Windows 2000 Server以降,Solaris,HP-UX,Red Hat Enterprise Linux,Turbolinux。これらのエージェントと通信するマネージャ・ソフトの稼働OSは製品によって異なり,(1)「Net-ADM V3 Windowsマネージャ版 V3.1.0」がWindows Server 2003以降,(2)「Net-ADM V3 Linuxマネージャ版 V3.1.0」がRed Hat Enterprise Linux 5.1。なお,2008年6月30日に出荷するのはWindowsマネージャ版のみ。Linuxマネージャ版の出荷は2008年8月末の予定である。