英BBCは2008年6月25日(現地時間),パソコン向けの見逃し番組視聴サービス「iPlayer」の次期バージョンとなる「iPlayer 2.0」をベータ公開した(発表資料)。

 これまでの静的なページ構成から動的なページ構成に切り替え,視聴履歴や好きな番組の最新エピソードの告知など,パーソナライズ機能を追加した。さらに同一画面でラジオとテレビの両方の番組を扱えるようになるなど,インターフェースの改良を中心に使い勝手を改善しているという。現在iPhoneやWii向けに提供しているiPlayerについても,今後同様のアップデートを行うとしている。

 iPlayer新バージョンの提供に合わせ,ラジオ,テレビ両方で配信番組の品質も向上させる。これまで横512画素で提供していたテレビ番組を横640画素で提供し,フルスクリーン再生もサポートした。ラジオ番組も音質面で大きな向上が見られるという。

 BBCは発表資料の中で,iPlayerの利用動向についても明らかにした。2007年末のサービス開始以来6カ月間で,番組の視聴回数は延べ1億回に達した。また直近となる2008年5月単体では,1日あたり平均で70万回,月間では2180万回視聴されたという。