ALogコンバータ Ver.3.0
ALogコンバータ Ver.3.0
[画像のクリックで拡大表示]

 網屋は,Windowsサーバー機やNASファイル・サーバーに対するアクセス・ログを収集/管理するソフトの新版「ALogコンバータ Ver.3.0」を,2008年6月26日に販売開始した。7月10日に出荷する。新たに,集計レポートの自動作成機能を付与するなど,機能拡張を図った。価格は98万円(税別)から。

 ALogコンバータは,Windowsサーバー機やNASファイル・サーバーに対するファイル操作やログインなどのアクセス・ログをネットワーク経由で収集して管理/分析するソフトである。監視対象のサーバー機やNASのOSが出力するイベント・ログからファイル・アクセス履歴などを抽出/加工してデータベースに格納する。格納したデータに対しては,検索機能と分析機能を持つ。

 監視対象の種類に応じて,以下の3製品を用意している。(1)Windowsサーバー機向けの「ALogコンバータ for Windows」(監視対象5台で税別98万円),(2)米NetApp製NAS向けの「同 for NetApp」(監視対象1台で税別98万円),(3)米EMC製NAS向けの「同 for EMC」(監視対象1台で税別98万円),である。このうち,Windowsサーバーの監視では,Windowsサーバー側にログ差分抽出/整形/圧縮/転送のためのスクリプト(バッチ処理ファイル)を置く。これにより,ネットワーク転送量を少なく抑えられる。

 今回の新版3.0では,ログの検索機能に加え,内部統制などで需要が高い,集計/統計レポートの自動作成機能を付けた。あらかじめ設定した条件に合わせて,ファイル・アクセスのランキングTOP10や夜間帯のファイル・アクセス履歴といった定型レポートを自動生成できる。このほかの新機能としては,管理者操作のログを監視/検索可能にしたほか,Windows Server 2008やOffice 2007などの最新ソフトウエアの監視を可能にした。