米Oracleは米国時間2008年6月25日,2008会計年度第4四半期(2008年3~5月期)の決算を発表した。GAAPベースの売上高は72億ドルで前年同期と比べ24%増加した。GAAPベースの純利益は20億ドルで同27%の増益,1株当たり利益は39セントで同27%増となった。

 非GAAPベースの場合,純利益は前年同期比27%増の24億ドル,1株当たり利益は同27%増の47セントとなる。

 売上高の内訳は,ソフトウエアによる収入が約60億ドル(前年同期比26%増)で,サービスによる収入は約13億ドル(同18%増)だった。ソフトウエア収入のうち,新規ライセンスは31億ドルで同27%成長。データベースおよびミドルウエアが同23%増,アプリケーションが同36%増加した。ソフトウエア・ライセンスの更新およびサポートによる収入は28億ドルで,同25%増加した。

 2008会計年度通期(2007年6月~2008年5月期)の売上高は224億ドルで,前年度比25%増加。GAAPベースの純利益は同29%増の55億ドルで,1株当たり利益は同30%増の1ドル6セントとなった。

 非GAAPベースの場合,純利益は前年度比28%増の68億ドル,1株当たり利益は同29%増の1ドル30セントである。

 内訳は,ソフトウエアによる収入が約178億ドル(前年度比26%増)で,サービスによる収入は約46億ドル(同21%増)だった。ソフトウエア収入のうち,新規ライセンスが前年度比28%増の75億ドル。データベースおよびミドルウエアが同24%増,アプリケーションが同38%増加した。ソフトウエア・ライセンスの更新およびサポートによる収入は103億ドルで前年度比24%増だった。

 同社社長兼CFOのSafra Catz氏は,「2008会計年度は,非GAAPベースの営業利益率が過去最高の43%に達した。また非GAAPベースのEPSが29%増加し,過去5年間で約3倍に成長するなど,安定した業績を遂げている」とコメントした。

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