BSIマネジメントシステムジャパン(BSIジャパン)は2008年6月25日、事業継続計画の国際規格「BS25999」のグローバル認定を受けたと発表した。これによってBS25999の審査機関として正式な認証を発行できることとなる。

 BS25999は英国規格協会が07年11月に発行した規格で、企業や団体の非常事態への対処能力や改善に向けた取り組みを評価するもの。これまでは英国規格協会がBSI マネジメントシステムジャパンなどの審査機関を認定する「プライベート認証」だった。

 これに対して今回ワールドワイドのBSIマネジメントシステムは、原則各国に1つしかない認定機関である英UKAS(United Kingdom Accreditation Service)からBS25999の審査機関として認定を受けた。これによって通常の「認証」ができるようになる。BSIジャパンによると「現在、国内でBS25999のプライベートではない認証ができるのは当社だけ」という。

 富士通グループは今年4月、国内で初めてBS25999の認証を受けている。これは英国規格協会とBSIジャパンによる「プライベート認証」だった。BSIジャパンによると「この認証をUKASによる通常のものに移行させる」との見通し。