米Singma Sigma Designsは，新しいUWB/WiMedia標準対応チップセット「CoAir」を発表した（発表資料）。無線，同軸，Ethernetの機能を統合した世界初のチップセットという。2008年6月24日～26日開催の「CONNECTIONS」（米カルフォルニア州サンタクララ）で披露する。部屋内においては，WiMediaの標準に基づいて，UWBに基づく最大480Mb/sのデータ伝送が可能になる。また，部屋間通信では「UWB-over-coax」を利用して最大480Mb/sの通信の能力を持つ。さらに，Gigabit Ethernetを動作できる。

　チップセットは，RF用の「B7CW101」とベースバンド処理用の「B7CC401」から構成する。RF用チップは無線通信の安定化のため3本のアンテナまでサポートする。