ライブドアホールディングスは2008年6月20日,宅配DVDレンタル事業を手がける100%子会社のぽすれんを売却すると発表した。7月1日付で同社が保有する全株式を,レンタルDVD店運営のゲオに5億6000万円で譲渡する。

 発表によると,ぽすれん売却の理由について同社は「当社のコア事業はネット関連事業と通販事業。ネット関連事業はCGMを軸足にしており,宅配DVDレンタルはコアではないため,ぽすれんの資本政策を検討していた」としている。

 ゲオは「ゲオランド」の名称で宅配DVDレンタルイ事業を手がけており,今後はぽすれんとの事業統合を検討する。同事業最大手のツタヤ・ディスカスを追撃する考え。

 ぽすれんの2007年9月期は売上高が11億4084万円,経常損失が6848万円,純損失が2億8038万円の赤字決算だった。2008年9月期は中間期時点で純利益が556万円となっており,ゲオは「黒字化が達成される見込み」としている。