NTTコムウェアは2008年6月24日、同社の「東京データセンター」を7000平方メートル増床すると発表した。拡大する都内のデータセンター需要に対応する。2008年11月からサービスを提供する予定だ。投資額は非公表。東京データセンターの総床面積は現在5000平方メートルのため、増床後の総床面積は2倍以上になる。

 東京データセンターは山手線の最寄り駅から徒歩5分という都心のセンター。「山手線沿線のデータセンターに対する需要が特に大きい」(広報)ことから、増床を決めた。同社は現在、東京、埼玉、大阪、京都の4拠点にデータセンターを持っており、現在の総床面積は2万8000平方メートルだ。

 拡張する東京データセンターは通信事業者が利用できるレベルの耐震性や耐火性、セキュリティを備える。所在地は東京都都市整備局の調査で、地震に対する危険性について5段階中最も危険度の低いランク1を獲得しているという。

 省電力機器の採用や建物の設計を含めた空調管理、照明のオン/オフの自動化などによる省電力化も特徴の一つ。「顧客によっては仮想化やサーバー統合を勧め、できるだけ消費電力を減らしていく」(広報)という。