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 日本ヒューレット・パッカード(HP)は2008年6月24日午前0時、6万円を切る価格のノートパソコン「HP 2133 Mini-Note PC」(HP Mini=写真)の販売を開始した。同社のオンラインストア「HP Directplus」で取り扱う。6月30日までの期間限定で1万2000円値引きするキャンペーンを実施する。イー・モバイルの3G(第3世代携帯電話)データ通信のUSBモデムを契約すれば、スタンダードモデルを4万7250円で購入できる。店頭や法人向け販売チャネルでも6月30日から順次販売を開始する。

 HP Miniは台湾VIAテクノロジース製のx86互換プロセサを搭載する超低価格ノートパソコン。スタンダードモデルとハイパフォーマンスモデルの2種類がある。スタンダードモデルの価格は5万9850円。プロセサの動作周波数が1.2GHz、主記憶が1Gバイト、外部記憶が120Gバイト、OSにはWindows Vista Home Basicを採用する。

 一方、ハイパフォーマンスモデルの価格は7万9800円。プロセサの動作周波数1.6GHz、主記憶2Gバイト、外部記憶160Gバイトとスタンダードモデルよりもハイスペック。OSはWindows Vista Businessで企業利用にも対応する。

 オンラインストアで注文を受け付けた場合、日本HPは5営業日で配送するとしている。今日早くに注文した分は6月30日にユーザーの手元に届く予定だ。HP Miniは5月21日に発表され、台湾アスーステック・コンピューターの「Eee PC」に続く大手メーカーの格安パソコンとして注目を集めている(関連記事)。現時点の出荷数や出荷予定数については「公表しない方針である」(日本HP広報)とした。