UIを一新したSkype 4.0 for Windows
UIを一新したSkype 4.0 for Windows
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 米eBay傘下のルクセンブルクSkypeは現地時間2008年6月18日,Windows用IP電話ソフトウエアの次版「Skype 4.0 for Windows」のベータ1版を公開した。同社のWebサイトから無償でダウンロードできる。対応OSはWindows 2000/XP/Vista。正式版は2008年9月にリリースする予定。

 同社によると,現行版Skypeは機能を詰め込んだことで使いにくくなっていた。Skype 4.0ではユーザー・インタフェース(UI)を大幅に見直し,操作性を改善した。特にSkypeによる全通話の4分の1以上を占めるビデオ・チャット機能にさまざまな改良を施したという。

 1回クリックするだけでビデオ・チャットを開始できるようにし,画面を大きく見やすくした。画面のサイズは通話しながら変えられる。自分側の映像を表示する子画面の位置も自由に動かせる。ビデオ・チャットをしながらインスタント・メッセージング(IM)も始められる。

 またビデオ・チャットやIMといった複数の通信を,一つのウィンドウで管理できるようにした。従来通り,各通話を個別のウィンドウで扱うことも可能。

 ヘッドセットなどの通話に必要なハードウエアに対する処理も改善した。あるハードウエアがパソコンに初めて接続されたタイミングで自動検出,通話に使えるよう登録し,それ以降は通話中でもヘッドセットの交換が可能になる。

 Skype 4.0ベータ1版はプレリリース版で,現行の「Skype 3.8 for Windows」に搭載されている機能の一部がまだ実装されていない。またテスト目的のバージョンであることから,同社では重要な通話などには使わないよう注意を呼びかけている。

[SkypeのJim Courtney氏によるブログ投稿記事] [SkypeのMike Bartlett氏によるブログ投稿記事] [リリースノート]