米Parallelsは米国時間2008年6月17日,米AppleのサーバーOS「Mac OS X 10.5(Leopard)Server」をゲストOSとして利用可能な仮想化ソフトウエア「Parallels Server for Mac」を発表した。「Xserve」や「Mac Pro」など,米Intelのプロセサを搭載したApple製マシンで動作する。

 4ウエイSMPに対応し,最大4基の仮想コアを仮想マシンに割り当てることが可能。Intelの仮想化技術「Intel Vt-d」をサポートする。ACPI BIOSを採用し,最大32Gバイトの物理メモリーをサポートする。

 スクリプト制御可能な管理コンソールにより,仮想サーバーおよび実機をローカルまたはリモートで一元管理できる。管理者は,Pythonを使って,コマンドラインからタスクを自動化することも可能。使い勝手を簡素化する各種ツールセットを装備する。

 同社によると,50種以上におよぶゲストOS(64ビットと32ビットを含む)から組み合わせて稼働させることができるという。

 価格は1システムあたり999ドル。無償アップグレードとサポートなどの保守パッケージが含まれる。

 サーバー・リソースの最適化とMac OS X Serverの統合,サーバーやアプリケーション導入の合理化,ソフトウエアのテストおよび開発の効率化といった利用を想定している。

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