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 ソニーは、大型ディスプレイによる電子看板(デジタルサイネージ)へ映像コンテンツを流す広告配信サービスを始める。総合スーパーのOlympicが首都圏の店舗で導入し、6月30日から専用コンテンツを使った来店客向け広告を展開する。

 「デジタルサイネージアドバタイジング(広告配信)」と呼ぶサービスをソニーが提供する。デジタルサイネージ用のディスプレイを店舗の目立つ場所に設置し、さまざまな映像を流すことで店舗運営者が広告効果を得られようにする。ディスプレイ設置場所の選定、機器の手配/設置、広告の受注、コンテンツの制作/配信、保守/監視といった関連作業を、すべてソニーグループが請け負う。店舗側は機材を購入する必要がなく、少ない初期投資で導入できるという。

 初の導入企業となるOlympicは首都圏22店舗の食品売り場にディスプレイ151台設置し、ソニーのスーパーマーケット向け専用チャンネル「ミルとくチャンネル」を流す。来店客に広告、店舗/特売/イベント情報、料理のレシピ、地域向け天気予報/ニュースなどの情報を提供する。スーパーマーケット利用者の約60%が売り場で購入商品を決めることから、タイムリーな情報提供で購買行動に結び付けられるという。

 ソニーが中心となり、ソニーPCLが配信コンテンツの登録/運用/制作、ソニーブロードバンドソリューションがシステム設計/機器設置/施工/システム監視を担当する。今後、小売業界を中心に店舗内メディアとして拡大を図り、デジタルサイネージ広告配信事業を展開していく。

■関連情報
・ソニーのWebサイト http://www.sony.co.jp/
・ソニーPCLのWebサイト http://www.sonypcl.jp/
・ソニーブロードバンドソリューションのWebサイト http://www.sonybs.co.jp/
・OlympicのWebサイト http://www.olympic-corp.co.jp/