シマンテックは2008年6月18日、「パソコン利用時のストレス調査」の結果を発表した。回答者1000人に対して「パソコンに保存したデータについて最もストレスを感じることは何か」と質問したところ、「重要なデータの損失」が37.1%でトップになった。次には「不要なデータが蓄積される」(17.7%)、「必要なファイル/データがすぐに見つからない」(10.7%)が続く。

 不安を感じている一方、データのバックアップについてはそれほど積極的な対策を採っているわけではない。本調査では、「データ関連の問題について対策は実施しているか」も聞いている。回答の多かった順に挙げると、「不要なデータを削除している」(45.6%)、「データを手動でバックアップしている」(34.6%)、「特に何もしていない」(33.4%)となる。「バックアップ・ソフトを使用している」とした回答者は8.2%にとどまった。

 調査ではさらに、「過去にデータを損失したことがある」、加えて「復元しようとしたが、復元できなかったデータがある」とした回答者183人に対して、「仮に『お金をかければそのデータを復元できる』と言われたら、いくらまで負担してもいいと考えるか」と聞いた。最も多かったのは「0円」で29.5%。次に「1000円~5000円未満」(24.0%)、「5000円~1万円未満」(18.0%)と続く。負担額の平均は5364円となった。

 調査は2006年から毎年実施しており、今回で3回目。調査の企画はシマンテック、調査実施機関はヤフーバリューインサイト。ヤフーバリューインサイトが保有する調査対象者から、インターネットの利用歴が3年以上の男女15歳以上を抽出した。調査実施期間は2008年4月中旬。