写真1 HDE Mail Copの保留メール管理画面
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写真2 12個のルールとそのスコアを設定して挙動を制御
写真2 12個のルールとそのスコアを設定して挙動を制御
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 HDEは2008年6月17日,ケアレス・ミスを主因とするメールの誤送信を防止するゲートウエイ・ソフト「HDE Mail Cop」を発表した。「様」など敬称のつけ忘れや,アドレスと顧客名の不一致など12個のルールに基づきメールの内容を評価。不適切なメールと判別した場合は送信を保留する(写真1)。同年6月27日に販売を始める。

 HDE Mail Copは,メールの中継サーバーとして動作。送信メールをチェックして,送信の保留や削除を実施する。保留・削除の条件は,本文における敬称や機種依存文字および任意のキーワードの有無,あて先における社外アドレスの有無,アドレスと氏名の一致といった12個のルールで構成(写真2)。それぞれのルールに任意のスコアを設定しておき,一定スコア以上のメールに対して送信・保留・削除を実施する。メールを保留した場合は,送信者あてに保留通知メールを送信する。このメールを受け取った送信者は,管理画面で削除や再送信を指示する。

 今回投入するMail Copは「送信後にすぐにミスに気がつくような誤送信の防止に特化したもの」(HDE)。HDEは内部統制用途向けに「HDE Mail Filter」を販売中だが,同ソフトにMail Copの機能を盛り込む予定はないという。Mail Filterは上長の承認作業やアーカイブなど管理向け機能主体のソフト,Mail Copはエンドユーザー自らが誤送信の防止に活用するソフトとしてすみ分ける考えだ。

 価格は105万円から(250ユーザー時)。2008年12月末まで半額の52万5000円でキャンペーン販売する。

[発表資料]