小学館と小学館プロダクションは2008年6月19日に、共同で漫画などのコンテンツ投稿サイト「DreamTribe」を開設する。投稿作品は無料で閲覧でき、優秀な作品は小学館グループが出版、商品化する。小学館グループは、同サイトを通じて新たなコンテンツ・クリエーターの発掘を狙う。集まったクリエイターや作品を使って企業・商品のPR漫画などの制作も請け負う考え。

 掲載を希望するアマチュア・クリエーターは作品をスキャナーなどでデジタル化して、DreamTribeのサイトで投稿する。投稿作品はすぐ公開され、ユーザーは漫画であれば本を読むような感覚でページをめくって閲覧できる。当初は漫画のみ投稿を受け付けるが、今後はイラスト、4コマ漫画、小説、音楽、動画なども受け付ける。サイトに投票やコメント機能などを加え、人気作品は積極的に二次利用展開していくという。

 小学館プロダクションは、クリエーター系の学校や、漫画・アニメ専門店などを通じて投稿、利用を募る。また、高校生の漫画選手権「まんが甲子園」と連携、ネット投票をDreamTribeで実施して「小学館DreamTribe賞」を授与するなどして知名度の向上を図る。

■関連情報
DreamTribeのWebサイト http://www.dreamtribe.jp/