米Tellabsは米国時間2008年6月11日,同社の米国特許が富士通とその米国子会社Fujitsu Network Communicationsの光通信用製品で侵害されたとして,イリノイ州北地区米連邦地方裁判所に提訴した。

 Tellabsが問題とする製品は,一般にReconfigurable Optical Add/Drop Multiplexing(ROADM)と呼ばれる光通信向け波長多重化システム/部品。富士通は「FLASHWAVE」ブランドで販売している。Tellabsは富士通側に対し,損害賠償と違反行為の停止を求めた。ただし,賠償金額など具体的な条件は公表していない。

 Tellabsが侵害されたと主張する特許の米国特許番号は7,369,772。タイトルは「Optical line terminal arrangement, apparatus and methods」。2003年12月18日に申請し,2008年5月6日に成立した。24件のクレームから成る。波長多重化した光通信ネットワークの接続方法に関する技術。

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