シャープは2008年6月12日,自社製の「ワンセグ」(携帯端末向け地上デジタル放送)対応携帯電話機の累計出荷台数が2008年5月末に1000万台を突破したと発表した(発表資料)。2006年5月に「AQUOSケータイ」第1弾モデルを出荷して以来,約2年間で達成した。ワンセグ対応携帯電話機の累計出荷台数が1000万台を突破したのは業界で初めてだという。

 シャープによると,「AQUOSケータイは液晶画面を横方向に90度回転する『サイクロイドスタイル』採用によって,モバイルテレビを楽しむ独自の視聴スタイルを提案して,多くのユーザーに好評を博した。また液晶テレビの『AQUOS』で培った液晶技術を応用した『モバイルASV液晶』や,色彩と輪郭を美しく表現する高画質化エンジン『SV(Super Vivid)エンジン』の搭載により,色鮮やかでメリハリのある本格的な高画質映像表示を実現した」という。さらに「回転2軸タイプやスライダーなど様々なバリエーションモデルをラインアップ化して,需要の増加とともに多様化するユーザーニーズに応えたことにより,2007年10月末の500万台達成からわずか7カ月で累計出荷台数1000万台突破を達成した」という。