VCC-400を適用したWindows機とMacintosh。
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2台のPCをUSB接続するための専用装置
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韓国CLIXONは，それぞれ独立したディスプレイを備える2台のパソコンを，1組のキーボード/マウスから，あたかもマルチディスプレイ環境のように操作するためのシステム「VCC-400」を，2008年6月11日にInterop Tokyoで展示した。Windows，Linux，Mac混在環境で利用できる。日本国内での販売代理店は決まっていないが，同社Webサイトから直接購入/輸入することもできるという。価格は1万円程度。
VCC-400は，専用USB装置を介して接続した2台のパソコン間で，キーボード/マウス入力を共有するためのドライバ・ソフトウエアである。特徴は，2台のパソコンがそれぞれ独立して備えるディスプレイを，あたかもマルチディスプレイ環境であるかのように運用できる点である。ディスプレイを2台横に並べておき，マウス・ポインタを別のディスプレイへと移動させることで，移動元のディスプレイにつながったパソコンの操作から，移動先のディスプレイにつながったパソコンの操作へと，操作対象のパソコンを切り替えられる。パソコン間でデータのコピー＆ペーストも可能だ。
VCC-400は，既存製品「VCC-300」の新版に相当する。韓国においても2008年6月時点では「出荷直後」（CLIXON）であるという。新版のVCC-400では，利用可能なOSを増やした。既存のVCC-300はWindows専用だったが，VCC-400ではUSBポートさえ備えていれば，Windows，Linux，MacOS Xを利用できるようになった。これにより，WindowsとLinuxを横に並べて運用することや，LinuxとMacOSを並べて運用することなど，自由な組み合わせで運用できるようになった。
